キュウリは育てやすい野菜ですが、仕立て方を間違えると収穫量が大きく落ちます。特に「どのつるを残してどのつるを切るか」で迷う方が多いです。基本的な考え方を理解すれば、あとは観察しながら調整できるようになります。
親づる・子づる・孫づるの役割の違い ¶
親づるは苗から伸びるメインの茎です。子づるは親づるの葉の付け根から出る側枝で、孫づるは子づるからさらに出る枝です。一般的な仕立て方では、親づるを支柱に沿って上に伸ばし、子づるは2〜3節で摘芯します。孫づるも同様に短く管理することで、株全体の風通しがよくなります。
下から5節までの子づると花は取り除く ¶
株が若いうちに実をつけさせると、根の発達が遅れて後の収穫量が落ちます。定植後しばらくは、下から5節目までに出る子づると花は取り除きます。少し勿体ない気がしますが、この作業をするかしないかで、その後の収穫量が変わります。
収穫が遅れると株が弱る理由 ¶
キュウリは実が大きくなりすぎると、株が種を作ることにエネルギーを使い始めます。その結果、新しい花がつきにくくなり、収穫量が落ちます。収穫のサインは、実の長さが品種の標準サイズに達したときです。ミニキュウリなら15cm前後、普通のキュウリなら20〜22cmが目安です。
ネットの張り方と誘引の方法 ¶
キュウリは巻きひげで支柱やネットに絡みつきながら伸びます。ネットの目の大きさは10〜15cmが使いやすいです。親づるが伸びてきたら、週に1〜2回、麻ひもで軽く誘引します。強く縛ると茎が傷むので、8の字に結んで余裕を持たせます。
キュウリは管理の手間がかかる分、正しくやると毎日収穫できる野菜です。仕立て方の実演はYouTubeチャンネルの動画で確認できます。初めての方は「夏野菜の育て方」再生リストからご覧ください。